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中学生が校内ネットワークへ不正アクセス - パスワードは校長名

立命館慶祥中学校は、同校生徒がネットワークへ不正アクセスする事件が発生したと発表した。

同校によれば、5月30日に同校生徒がネットワークに不正にアクセスし、個人情報や同校の運営データなどを抜き出したという。翌日生徒が抜き出したデータをもとに、ネットワークの不十分さを同校教頭へ訴え出たことから、漏洩が発覚したという。

ネットワークに設定されていたパスワードが校長の名前だったため、偶然、生徒が入力したことからアクセスできたと見られている。

生徒は、デジタル音楽プレイヤーへデータを抜き出し、持ち帰っていた。データには、成績など、個人情報も含まれていたという。同校では保護者の協力のもと、持ち出しに利用したデジタル音楽プレイヤーを回収。自宅パソコンに保存されたデータを消去したという。

同校では、教員と生徒が使うネットワークを分離したほか、パスワードの管理徹底を指示した。また、事態を北海道総務部学事課に報告したという。

(Security NEXT - 2005/06/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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