Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ソフォス、5月のトップ10ウイルスを発表 - 「Sober-N」が爆発的拡散

ソフォスは、2005年5月におけるコンピュータウイルスの報告数をまとめ、「トップ10ウイルス」として発表した。

同発表によれば、あらたに出現した「Sober-N」が報告数の43.8%を占め、ここ5カ月間連続で1位だった「Zafi-D」を上回った。同ウイルスは、ドイツワールドカップのチケットが当選したなどと称して添付ファイルを開かせようとするもので、英語とドイツ語で配布されている。

また、6位にランクインした「Mytob-AZ」は、感染者のコンピュータへの外部からのアクセスを可能にするメールワームで、今後ビジネスに深刻なダメージを与える可能性が懸念されるという。

同社では、5月に1515件の新規ウイルスを検知、駆除対応した。同社の統計では、5月に使用されたメールのうち2.62%がウイルスメールで、これは先月から若干増えているという。

同社が発表したトップ10は以下の通り。

W32/Sober-N
W32/Zafi-D
W32/Netsky-P
W32/Netsky-D
W32/Zafi-B
W32/Mytob-AZ
W32/Mytob-Z
W32/Netsky-Z
W32/Mytob-E
W32/Netsky-N

(Security NEXT - 2005/06/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
すかいらーく「テクアウトサイト」 - クレカ情報流出の可能性
Pythonの「tarfile」モジュールにサービス拒否の脆弱性
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
こども園で園児情報含む教員用資料をアプリで誤配信 - 目黒区
フォームの設定不備、WS申込者情報が閲覧可能に - 東大付属中
大阪府サイトで公開したIR資料に個人情報を誤掲載 - 大阪市
ウェブサーバにバックドア、DBの個人情報が窃取被害 - 楽待