Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

カカクコム、ウェブ改ざん問題でウイルス対策ソフトをアナウンス

カカクコムのウェブページが改ざんされた事件で、同社では閲覧ユーザーへ感染したおそれがあるとされるウイルスの対策ソフトについて情報を提供している。

今回、同社ウェブページが改ざんされ、感染の危険があるとされたのは、トロイの木馬型のスパイウェア。閲覧のみでも感染の危険があるとしている。

同ウイルスは破壊活動は行わないが、キー入力操作を収集し、収集した情報を不正のリモートユーザーへ送付するという。また、「Kaspersky」「Mailmonitor」「 ZoneAlarm」「EGHost」など、ウイルス対策のプロセスを強制終了するといった活動を行うという。

当初、キヤノンシステムソリューションズ「NOD 32」のみ対応していた。同社では、同ウイルスを「Win32/PWS.Delf.FZ」および「trojandownloader.small.AAO」と名付け、危険度を5段階中の4「感染が拡大している」としている。

トレンドマイクロでは「TROJ_DELF.RM」とし、ダメージ度を「高」、シマンテックでは「Trojan.Jasbom」で、ダメージを「中」とし注意を促している。現在いずれの最新版でも削除が可能。他のセキュリティソフトについては、ウイルスベンダーと調整中だという。

(Security NEXT - 2005/05/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施