Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

中小企業の個人情報保護法対策、ノウハウ不足が足かせに - 民間調査

NTTレゾナントと日刊工業新聞社は、gooリサーチにて「個人情報保護法および情報セキュリティー対策に関するアンケート調査」を実施し、結果を公表した。

今回の調査は、中堅企業や中小企業、教育機関、地方自治体など、経費の支出あるいはIT導入に権限を持つ管理職層1200名を対象に実施したもので、有効回答数は851だった。

同調査結果によれば、約63%が経営への影響があると回答した。なかでも外注が多い企業では影響が大きいとする回答が多かたっという。一方で建設や不動産、流通、製造業においては、影響がないという回答が3割から5割で、業種による偏りが見られた。

対策を講じていないとの回答も2割を占めた。内容をみると、対策を講じていない理由としてノウハウ不足が5割近くを占めた。また、「手間がかかる」「予算がない」など、リソース不足が明らかになったという。

(Security NEXT - 2005/04/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ