Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウイルス感染被害が大幅に減少 - トレンドマイクロ2月度レポート

トレンドマイクロは、日本国内における、2005年2月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートを発表した。

同レポートによれば、今月のウイルス感染被害の総報告数は2736件で、先月の3610件から大幅に減少した。WORM_AGOBOT(1位)、WORM_RBOT(3位)、WORM_SDBOT(4位)と、bot系プログラムがランキング上位に3種も入っている。bot系ウイルスについては2002年の登場以来、報告は少なかったが、昨年末から増加傾向にあるという。

また、MSN Messengerを利用して感染を広げるWORM_BROPIA.Fというウイルスがあらたに発見された。ウイルスはメールの添付ファイルとして送られてくると思い込んでいるユーザーにとって、メッセンジャーを悪用して感染するウイルスは余り警戒の対象になっていないという。同社では感染危険度を「中」に設定して、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2005/03/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Active! mail」に深刻な脆弱性、すでに悪用も - 侵害確認方法を調査中
「あいちロボット産業クラスター推進協議会」のサイトが侵害 - 外部サイトへ誘導
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
Dell「PowerScale OneFS」に深刻な脆弱性 - 乗っ取りリスクも
リモートアクセス製品「SonicWall SMA100」の既知脆弱性が標的に
「Chrome」に2件の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「CVEプログラム」のサービス停止を回避 - CISAがオプション期間を行使
「Omnissa UAG」にCORSバイパスの脆弱性 - アップデートを公開
Apple、「macOS Sequoia 15.4.1」をリリース - 脆弱性2件へ対処
ASUS製ルータの脆弱性、ベンダー発表以上に高リスク - 国内外で被害拡大