トレンドマイクロ、10月度のウイルス感染被害レポートを発表
トレンドマイクロは、日本国内における、10月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートを発表した。
同レポートは、2004年10月1日から10月31日までに、日本のトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられたウイルス被害件数をもとにランク付けを行ったもの。
今月のウイルス感染被害の総報告数は4255件と、9月の4567件から減少している。全体の傾向としては変わらずトロイの木馬型が多く、トップ10中7つを占めている。トップ5の順位にほとんど変動はなく、特に1位のTROJ_AGENT(256件)と2位のWORM_NETSKY(200件)は先月の順位と同じ。
10月29日にWORM_BAGLE.ATおよびWORM_BAGLE.AUにイエローアラートが発令された。両者ともに電子メールを大量に送信するマスメール型ワームで、発見からパターンファイル公開までの間に感染が広がるものの、あらたなパターンファイルが適用されると感染が収束する傾向がある。そのため同社では、今後も大きな被害につながるとは考えにくいと分析している。
同社では、ウイルス対策ソフトを利用している安心感から、怪しいメールを開封してしまうのは危険な行為だとして、高いセキュリティ意識を保つよう、ユーザーに呼びかけている。
(Security NEXT - 2004/11/05 )
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