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富士通研、複数ブロックチェーンを接続する新技術 - トランザクション同期も

富士通研究所は、異なる仮想通貨のブロックチェーン間をあらたなブロックチェーンで接続し、取引の透明性を確保できる新技術「コネクションチェーン」を開発した。仮想通貨以外の分野も含め、2018年度以降の実用化を目指している。

同技術は、複数のブロックチェーンを横断する取り引きにおいて、従来課題とされてきた通貨の交換処理を行うアプリケーションの透明性確保を目的に開発したもの。

具体的には、複数のブロックチェーン同士を接続する「コネクションチェーン」を構築。各ブロックチェーンにおける一連の通貨交換に関わる取引処理を紐付けることで、全体をひとつの取引として業務手続や契約処理を自動化するスマートコントラクトを適用可能となったという。

アプリケーションではなく、ブロックチェーンを用いて紐付けや業務処理を行うことで、透明性が確保されるとしている。

(Security NEXT - 2017/11/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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