Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ブロックチェーンでIoT機器の真正性を確保 - NEC

NECは、デバイスやコンポーネントレベルでセキュリティへの配慮が求められる産業用制御装置など、IoTデバイスにおいて真正性を確保するセキュリティサービスを、7月より順次提供開始する。

同サービスは、同社のIoTセキュリティ製品やエッジデバイスとブロックチェーン技術を組みあわせて提供するもの。

具体的には、デバイス認証に必要な証明書機能を搭載する同社エッジデバイス「NEC AI Accelerator」について、改ざんが行われていないか真正性を確認できるよう、製造工程も含めてブロックチェーンに登録。

さらに操作ログをはじめ、セキュリティイベントおよび対応内容、廃棄などの運用、保守履歴についてもブロックチェーンで管理。デバイスのライフサイクル全体における証跡の確保が可能となる。

今後同社では、同サービスの対象を他IoTデバイスやサーバなどに拡大するほか、デバイスの製造ノウハウをセンサーやカメラ、工作機械、産業用制御機器などを製造するパートナーに展開していきたい考え。

(Security NEXT - 2020/04/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開