Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウェブブラウザ「Vivaldi」のWindows版インストーラに脆弱性

Vivaldi Technologiesが開発するウェブブラウザ「Vivaldi」のWindows版インストーラに、意図しない実行ファイルを読み込む脆弱性が含まれていることが判明した。

インストーラの検索パスに問題があり、利用者の意図に反して特定の場所に保存された実行ファイルを読み込む脆弱性「CVE-2017-2156」が判明したもの。

同脆弱性は、セキュリティ・プロフェッショナルズ・ネットワークの吉田英二氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整した。

Vivaldi Technologiesでは、「同1.7.735.48」で脆弱性を修正。同脆弱性はインストーラのみ影響があり、インストール済みの環境に関しては影響を受けないという。

またデルタアップグレード機能にも同様の脆弱性が含まれていることが判明し、同社では「同1.8」で修正している。

(Security NEXT - 2017/04/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正