Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み

Cisco Systemsは現地時間4月17日、3件のセキュリティアドバイザリを公開した。脆弱性を修正するアップデートや回避策を提供している。

今回リリースしたアドバイザリのうち2件は、「Cisco Integrated Management Controller(IMC)」に関する脆弱性としている。

「CVE-2024-20295」は、コマンドラインインタフェースにおけるコマンドインジェクションの脆弱性。入力検証の不備に起因し、悪用にはローカル環境において一定の権限が必要だが、root権限を取得されるおそれがある。

またウェブ管理インタフェースにおいてもコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-20356」が判明した。管理者としてアクセスできる場合にroot権限へ昇格することができる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-20295」が「8.8」、「CVE-2024-20356」が「8.7」と評価されており、いずれも重要度は上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。

(Security NEXT - 2024/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施