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アタッシェケースにディレクトリトラバーサルの脆弱性 - アップデートが公開

HiBARA Softwareが提供するオープンソースの暗号化ソフト「アタッシェケース」に細工されたファイルを復号化すると任意のファイルを作成される脆弱性が含まれていることが判明した。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同製品の一部ファイル名の処理においてディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2016-7842」が存在することが明らかとなったもの。

細工されたファイルを復号すると、任意のファイルを作成されたり既存のファイルを上書きされるおそれがあるという。脆弱性は「同3.2.0.4」および「同2.8.2.8」に存在。以前のバージョンも影響を受ける。

今回の脆弱性は、古川和祈氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。脆弱性を修正した「同3.2.1.0」「同2.8.3.0」が公開されている。

また同ソフトから派生したMaruUo Factory製ソフトウェア「同for Java Ver0.60」のほか、iOS向けに提供されているアプリ「同Lite 1.4.6」「同Pro 1.5.7」も同様の脆弱性「CVE-2016-7843」が存在。アップデートとして「同for Java Ver0.62」「同Lite 1.4.7」「同Pro 1.5.8」がリリースされている。

(Security NEXT - 2017/01/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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