元職員の個人情報持ち出し、あらたに550人分が判明 - 松山市
愛媛県松山市の元職員が住民の個人情報を持ち出して逮捕された問題で、これまでの発表とは別に約550人分の個人情報を持ち出していたことがあらたにわかった。

資料の該当件数など(表:松山市)
同市が作成したデータを元職員が不正に持ち出し、県内の会社事務所で個人所有のパソコンとUSBメモリに保存していたもの。個人情報保護条例違反の容疑で6月14日に逮捕されている。
これまで、国民健康保険の加入者へ特定健康診断の受診を勧める電話をかけるために作成したデータ約13万件のデータの持ち出しが判明しているが、あらたにパソコンとUSBメモリに保存されていた613ファイルの内容を調査したところ、あらたに個人情報が含まれる11ファイルが見つかった。
11ファイルは、2012年に実施した「わくわく健康応援まつり」に関する資料で、ボランティアスタッフや実行委員会、イベント申込者など1091件を保存。重複を除くと約550人分の個人情報で、氏名、住所、電話番号、年齢、性別、メールアドレスなどが含まれる。
今回の問題を受けて、同市では対象となる関係者に報告と謝罪の書面を送付する。
(Security NEXT - 2016/07/05 )
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