Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数のアイ・オー製ルータに脆弱性 - DDoS攻撃に悪用されるおそれ

アイ・オー・データ機器製の一部ルータに脆弱性が存在し、DDoS攻撃の踏み台に利用されるおそれがあることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、脆弱性が明らかとなったのは、アイ・オーが2003年に発売した無線ルータ「WN-G54/R2」および2004年発売の有線ルータ「NP-BBRS」の2モデル。

UPnP関連する脆弱性「CVE-2015-2984」が存在し、DDoS攻撃の一種である「SSDPリフレクター攻撃」の踏み台に悪用されるおそれがあるという。

アイ・オーでは、「WN-G54/R2」に対して脆弱性を修正したファームウェア「同1.03」を用意し、アップデートを呼びかけている。また「NP-BBRS」に関してはすでにサポートを終えているとして、使用を中止し、最新機種「ETX2-RA」へ切り替えるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/08/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「LiquidFiles」に脆弱性 - FTP経由で権限取得のおそれ
PHP向けDBライブラリ「ADOdb」の「SQLite3ドライバ」に深刻な脆弱性
8月の定例パッチ公開は日本時間8月13日 - 「盆休み」直撃
Palo Alto「GlobalProtect App」に無効化できる脆弱性 - Linux版のみ影響
「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性 - 「クリティカル」も
プロキシサーバ「Squid」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性1件を解消
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に