米Akamai、DDoS攻撃トラフィックの除去施設を日本に開設
米Akamai Technologiesは、DDoS攻撃対策を支援するあらたな「スクラビングセンター」を、日本国内に開設した。
同施設は、DDoS攻撃対策基盤として設置したもので、同社顧客のウェブサイトに対する不正なトラフィックの除去を目的としている。
同社によれば、アジア太平洋地域を発生源とするDDoS攻撃が増加しており、2014年第3四半期における発生源を国別に見ると、中国が20%、韓国が6%、日本が4%となり、アジアだけで3割を占める状況。同センターの開設により日本国内の顧客に対するパフォーマンスの向上を目指す。
具体的な対策としては、顧客のサイトに対する攻撃検知時に全トラフィックが同センターに転送。同センターでは、攻撃による悪質なトラフィックを除去し、正常なトラフィックを顧客のネットワークに転送することで、攻撃の影響を軽減する。
(Security NEXT - 2014/12/17 )
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