Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ397件の脆弱性を修正
Oracleは、四半期に1度のリリースとなる定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を公開した。のべ397件の脆弱性を修正している。
今回のアップデートは、「Oracle Database」や「E-Business Suite」「Enterprise Manager」「Oracle Communications Applications」「Fusion Middleware」「PeopleSoft」「Java SE」「MySQL」のほか、幅広い製品向けに提供されている。CVEベースで重複を除くと299件、各製品あわせてのべ397件の脆弱性を修正している。
今回修正された脆弱性のうち、共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてスコアが「7.0」以上の脆弱性は236件。さらに「9.0」以上とされる脆弱性が59件含まれる。264件に関してはリモートより悪用されるおそれがあるという。
同社では、サポートされているバージョンを確認したうえで、すみやかにアップデートを適用し、脆弱性を修正するよう利用者に対して呼びかけている。次回の定例アップデートは米時間2020年7月14日に公開する予定。
(Security NEXT - 2020/04/15 )
ツイート
PR
関連記事
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供
「GitHub Enterprise Server」に脆弱性 - アップデートを公開