Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MSが定例外アップデート、「SMBv3」処理の脆弱性を解消

同社は修正プログラムによって、「SMBv3」プロトコルの細工された要求に対する処理方法を変更することで脆弱性を解消した。

アドバイザリに従って「SMBv3」の圧縮機能を無効にする回避策を適用している場合も、アップデートを実施するよう強く推奨している。

脆弱性の深刻度については、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。悪用は確認されていないが、悪用可能性指標を3段階中もっとも高い「1」としており、安定した悪用コードを作成されるおそれがあるとしている。

同脆弱性に対し、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3」による評価をまだ行っていないが、JPCERTコーディネーションセンターではベーススコアを「9.8」と評価。JVNなどを通じて注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
Adobeが定例アップデート - 8製品29件の脆弱性を修正
「Symfony」に脆弱性 - アクセス制御ルールが回避されるおそれ