「Exchange Server」の既知脆弱性がAPT攻撃の標的に
セキュリティベンダーのVolexityは、脆弱性が修正されていないサーバに対して、複数の攻撃グループがAPT攻撃を展開していると報告。偵察行為をはじめ、ウェブシェルや悪意あるプログラムの実行などを試みていたという。
同社は同脆弱性に対する攻撃について、2要素認証では回避できないと指摘。2要素認証で操作を制限しても、パスワードが変更されていなければ漏洩したアカウント情報など用いることで攻撃が可能であると説明している。
また脆弱性の詳細公表後、アカウント情報を取得しようとするブルートフォース攻撃の増加を観測していることも明らかにした。
脆弱性に対する攻撃が報告されていることを受け、米国の国家安全保障局(NSA)や米国土安全保障省のサイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では注意喚起を実施。できるだけ早くアップデートを実施するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/03/12 )
ツイート
PR
関連記事
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応