Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

アプリ開発基盤「Spring」に複数脆弱性 - アップデートが公開

アプリケーション開発基盤「Spring Framework」において「Spring MVC」や「Spring WebFlux」を利用している場合に影響を受ける2件の脆弱性が明らかになった。

「Content-Disposition」ヘッダを設定している特定条件下において、反射型ファイルダウンロード(RFD)攻撃が可能となる脆弱性「CVE-2020-5398」が明らかとなったもの。

Pivotalによる共通脆弱性評価システムであるCVSSv3の基本スコアは「8.0」で、重要度は「高(High)」とレーティングされている。

また「同5.2.0」以降において、特定環境のクロスオリジンリソース共有(CORS)におけるプリフライトリクエストに「クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)」の脆弱性「CVE-2020-5397」が明らかとなった。CVSSv3における基本スコアは「5.3」、重要度は「中(Medium)」。

同社では、脆弱性を修正した「同5.2.3」「同5.1.13」「同5.0.16」をリリース。利用者へアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/01/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を