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サポート終了目前に「OpenSSL 1.0.2u」をリリース

OpenSSLの開発チームは、最新版となる「OpenSSL 1.0.2u」をリリースした。セキュリティに関する1件の修正を実施した。「OpenSSL 1.0.2」に関しては、今回が最後のアップデートになると見られる。

今回のアップデートは、先にセキュリティアドバイザリが公開されていた脆弱性「CVE-2019-1551」に対処したもの。同脆弱性は、一部処理においてオーバーフローが生じるもので、重要度は4段階中もっとも低い「低(Low)」とレーティングされている。

セキュリティアドバイザリが公開された12月6日の時点でセキュリティアップデートは用意されていなかったが、「OpenSSL 1.0.2」のサポート終了日を2019年12月31日に控えており、開発チームでは「OpenSSL 1.0.2u」によって対処した。

(Security NEXT - 2019/12/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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