Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Windows」ゼロデイ脆弱性、「Chrome」狙う水飲み場攻撃で悪用

マイクロソフトが、12月の月例セキュリティ更新で修正した脆弱性「CVE-2019-1458」が、攻撃キャンペーン「Operation WizardOpium」で悪用されていたことがわかった。

「CVE-2019-1458」は、権限の昇格が生じるマイクロソフトのグラフィックコンポーネントにおける脆弱性。ウェブブラウザ「Chrome」に対する攻撃キャンペーン「Operation WizardOpium」に同脆弱性が悪用されていたことが報告された。

「Operation WizardOpium」は、当時未知だった「Chrome」の脆弱性「CVE-2019-13720」を用いて、「水飲み場攻撃」を展開していたゼロデイ攻撃キャンペーン。攻撃を発見したKasperskyが11月に報告している。

同社によれば、「Chrome」のエクスプロイトで、「CVE-2019-1458」を悪用しており、Chromeのプロセスが動作するサンドボックスによる制限を回避、さらに高い権限を取得していた。

(Security NEXT - 2019/12/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定