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中国関与の「APT10」、マレーシアやベトナムの医療関連に攻撃展開

サイバー攻撃グループ「APT10」の活動が、東南アジア地域を拠点とする企業や組織にも拡大しており、マレーシアやベトナムであらたな攻撃が確認された。Kasperskyが報告した。

「APT10」は、少なくとも2009年より活動が観測されている攻撃グループ。「menuPass」「StonePanda」「Red Apollo」「CVNX」「POTASSIUM」「ChessMaster」「Cloud Hopper」などの別名でも知られている。

政府や防衛をはじめ、通信、IT、教育、医療、製薬など複数の業界に対して機密情報の窃取を目的に攻撃を展開しており、中国政府の支援を受けて活動していると見られている。

2018年12月には、日本をはじめ、少なくとも12カ国以上の企業45社を侵害したとして、米司法省が同グループ関係者を刑事訴追。同国のほか、イギリス、日本なども同グループの活動について、非難する声明を発表した。

同グループは、2017年にベトナムに対して「PlugX」を用いた攻撃を展開していることをKasperskyが確認。2019年4月末には、enSiloが従来見られないマルウェアのサンプルをフィリピンで取得したことを明らかにするなど、東南アジアにおいても動きを活発化させている。

(Security NEXT - 2019/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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