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「ColdFusion」に深刻な脆弱性、定例外でアップデート - 悪用は未確認

具体的には、脆弱なコンポーネント経由で生じるコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2019-8073」や、パストラバーサルの脆弱性「CVE-2019-8074」を解消。

また重要度が1段階低いが、セキュリティ対策を回避され、情報漏洩が生じるおそれがある「CVE-2019-8072」を修正した。いずれも悪用は確認されていないという。

すべてのプラットフォームに影響があり、同社は脆弱性を修正した「ColdFusion 2018 Update 5」「同2016 Update 12」をリリース。適用優先度は、3段階中2番目にあたる「2」としており、30日以内を目安にアップデートを実施するよう求めている。

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脆弱性の影響を受ける「ColdFusion」のバージョン(表:Adobe)

(Security NEXT - 2019/09/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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