Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Bluetooth」に暗号化強度下げる「KNOB攻撃」が判明

エントロピーを1バイトでネゴシエーションさせることでブルートフォース攻撃が容易となり、攻撃に成功すると通信内容の盗聴や改ざんといった中間者攻撃を受けるおそれがある。

研究チームは、「Intel」「Broadcom」「Apple」「Qualcomm」など14超の主要メーカーにおけるBluetoothチップで評価を行ったところ、すべてのデバイスがKNOB攻撃に対して脆弱だったという。業界団体であるBluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)では、同脆弱性が悪用されたとの情報はないとしている。

脆弱性の判明を受けて、セキュリティ機関ではチップメーカーなどへ「Bluetooth SIG」のガイダンスを参照するよう呼びかけるとともに、機器にチップを採用しているベンダーでは、提供元へ問い合わせるよう求めている。

(Security NEXT - 2019/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に