Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Bluetooth」に暗号化強度下げる「KNOB攻撃」が判明

「Bluetooth BR/EDR」による暗号化接続において、暗号化の強度を下げ、中間者攻撃につながるおそれがある脆弱性が明らかとなった。

ワイヤレスオーディオなど、データストリーミングで利用する無線方式「Bluetooth Basic Rate/Enhanced Data Rate(BR/EDR) Core 5.1」に脆弱性「CVE-2019-9506」が明らかとなったもの。以前のバージョンも影響を受ける。

同脆弱性を利用することで、ワイヤレス通信の範囲内よりペアリングする脆弱な機器間における暗号鍵のエントロピー設定要求に割り込み、エントロピーを1バイトに強制できるという。

脆弱性を発見したCenter for IT-Security, Privacy and Accountability(CISPA)の研究チームが米国で開催されたUSENIXのセキュリティシンポジウムで発表した。「Key Negotiation Of Bluetooth攻撃」の頭文字を取って「KNOB攻撃」と名付けられている。

(Security NEXT - 2019/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に