Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Atlassian製PMツール「Jira Server」に深刻な脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ

Atlassianが提供するプロジェクト管理ツール「Jira Server」に、深刻な脆弱性が含まれていることが明らかとなった。リモートより悪用されるおそれがある。

意図しないテンプレートが挿入され、リモートよりコードの実行が可能となる「CVE-2019-11581」が明らかとなったもの。同社は脆弱性の重要度を、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

「Jira Server」「Jira Data Center」に影響があり、「Jira Software」「Jira Core」「Jira Service Desk」なども含まれる。一方「Jira Cloud」は影響は受けない。

同ソフトのSMTPサーバを利用しており、攻撃者が管理者権限を持つ場合や、権限を持たない場合も管理者へ連絡を取るためのフォームが有効化され、アクセスできる場合に悪用されるおそれがある。

同社は、利用者に対して脆弱性の影響を受けない「同8.2.3」「同8.1.2」「同8.0.3」「同7.13.5」「同7.6.14」へアップデートするよう求めている。

(Security NEXT - 2019/07/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性