Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ワーム悪用懸念の脆弱性を含む端末が95万台弱

5月の月例パッチで修正された深刻な脆弱性「CVE-2019-0708」について、今後大きな影響を与える可能性があるとしてあらためて注意喚起が行われている。

同脆弱性は、「Windows 7」「Windows Server 2008」などにおいて、リモートデスクトップに見つかった脆弱性。細工したRDPの接続要求により、コードを実行されるおそれがあり、別名「BlueKeep」とも呼ばれている。

リモートより悪用が可能であり、脆弱性を利用すると、ユーザーの操作なく、インターネットを介して感染を広げる「ワーム」に悪用される懸念が出ている。

影響の大きさから、同社では、サポートが終了している「Windows XP」「Windows Server 2003」などの旧OSに対してもアップデートをリリースした。

(Security NEXT - 2019/06/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

データ分析ツール「Apache Kylin」に認証回避の脆弱性
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Zabbix」のWindows向けエージェントに権限昇格の脆弱性
「Oracle E-Business Suite」が標的に - 更新や侵害状況の確認を
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
「MS Edge 141」がリリース - 12件の脆弱性を解消
「Termix」のDockerイメージにSSH認証情報が流出するおそれ
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
「Django」に複数の脆弱性 - 修正アップデートを公開
「Firefox」に複数脆弱性 - アップデートが公開