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三菱電機の制御機器向けネットワークインタフェースにDoS脆弱性

三菱電機が提供する制御機器「MELSEC-Qシリーズ」のネットワークインタフェースユニットにサービス拒否の脆弱性が明らかとなった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同シリーズ向けに提供されているEthernetインタフェースユニット「QJ71E71-100」の一部に脆弱性「CVE-2019-10977」が明らかとなったもの。

同インタフェースのFTPサービスへ細工したパケット送りつけることで、強制的にエラーモードへ移行させ、サービス拒否を引き起こすことが可能だという。シリアル番号の上5桁が20121以前のバージョンが影響を受けるとしている。

三菱電機では、脆弱性へ対処したファームウェア「バージョン20122」をリリース。ネットワークにおける適切なアクセス制限や同ユニットのFTP機能を無効にするなど緩和策がアナウンスされている。

(Security NEXT - 2019/05/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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