Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS月例セキュリティ更新がリリース、脆弱性74件を修正 - 2件でゼロデイ攻撃を確認済み

マイクロソフトは、CVEベースで74件の脆弱性に対処する月例セキュリティ更新をリリースした。一部脆弱性ではすでに悪用が確認されている。

20190410_ms_001.jpg
アップデート情報を確認できるマイクロソフトのセキュリティ更新プログラムガイド

今回のアップデートは、「Windows」や同社ブラウザ「Internet Explorer」「Microsoft Edge」をはじめ、「Office」「ChakraCore」の脆弱性を修正したもの。

くわえて「Exchange Server」「Team Foundation Server」「Azure DevOps Server」「Open Enclave SDK」「Windows Admin Center」に関する脆弱性を解消。あわせて同日修正された「Adobe Flash Player」の脆弱性にも対応している。

「Adobe Flash Player」関連の脆弱性を除いた74件のうち、脆弱性の最大深刻度が4段階中もっとも高い「緊急」とされる脆弱性は16件、次いで深刻度が高い「重要」が58件だった。

(Security NEXT - 2019/04/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

4月のMS月例パッチで修正された脆弱性が攻撃の標的に - 米当局が注意喚起
AIアプリの構築に活用される「BentoML」に深刻な脆弱性
「WooCommerce」向けのカスタムフィールド追加プラグインにRCE脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 重要度「クリティカル」の脆弱性を解消
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃