Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WooCommerce」向けのカスタムフィールド追加プラグインにRCE脆弱性

eコマースプラットフォーム「WooCommerce」向けに、プラグインとして提供されている「Product Addons & Fields for WooCommerce(PPOM)」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

同ソフトウェアは、WordPress上で稼働する「WooCommerce」において製品ページにカスタムフィールドや機能を追加できるプラグイン。ファイルのアップロード機能において、ファイルタイプを検証しない脆弱性「CVE-2024-3962」が明らかとなった。

「PPOM Pro」においてファイルのアップロード機能を提供している環境では、任意のファイルをアップロードされ、サーバ上でコードを実行されるおそれがある。

CVE番号を採番したDefiantのWordfenceでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

同プラグインを開発するThemeisleでは、同脆弱性を解消した「同32.0.19」を4月23日にリリースしている。

(Security NEXT - 2024/04/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ペットフード通販サイトの顧客情報が窃取被害 - 一部データの消去も
フィッシング報告数が再び10万件超に - 目立つ料金督促の偽装
先週注目された記事(2024年5月12日〜2024年5月18日)
「Zabbix」のサーバに深刻な脆弱性 - 3月の更新で修正済み
Fortinetの「FortiOS」に複数脆弱性 - 重要度は「中」
中学校生徒の個人情報含む修学旅行のしおりを紛失 - 仙台市
子育て支援センターの登録者カードが所在不明 - 新潟市
案内メール誤送信で会員のメアド流出 - 生活クラブ生協
「MS Edge」がゼロデイ脆弱性を解消 - 前版ベースに急遽対応
「Dropbox Sign」の侵害、登録セキスペ向け演習の受講者にも影響