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「MS Edge」にアップデート - 重要度「クリティカル」の脆弱性を解消

マイクロソフトは、現地時時間4月26日にブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。「クリティカル」とされる脆弱性にも対応している。

ベースとなる「Chromium 124.0.6367.91」がリリースされたことを受け、「MS Edge 124.0.2478.67」をリリースしたもの。

「Chromium」の修正内容を反映したもので、脆弱性3件に対応した。「MS Edge」特有の脆弱性は含まれていない。

「CVE-2024-4058」は、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性。グラフィックスエンジン「ANGLE」において型の取り違えが生じる問題に対処した。

あわせて重要度を1段階低い「高(High)」とレーティングされた脆弱性2件に対応している。

具体的には、スクリプトエンジン「V8」の「API」に明らかとなった域外メモリの読み込み「CVE-2024-4059」、グループポリシー管理に利用する「Dawn」に判明した解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-4060」を修正している。

(Security NEXT - 2024/04/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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