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不正アクセスの検挙564件、目立つ脆弱PW狙い - ウイルス罪は68件

アカウント情報の悪用による不正アクセスの対象となったサービスは「オンラインゲーム、コミュニティサイト」が217件で最多。次いで「社員、会員専用サイト」が200件と多い。

「電子メール(34件)」「オンラインショッピング(9件)」「インターネット接続サービス(9件)」「オンラインバンキング(7件)」と続く。

オンラインバンキングにおける不正送金の被害件数は322件。被害額は4億6100万円だった。前年の425件、10億8100万円から大幅に減少している。

一方仮想通貨交換所などを狙った不正アクセスで不正に仮想通貨が送信された事件の認知件数は169件。被害額は日本円で約677億3820万円に上っている。前年の149件、6億6240万円から増加した。

認知された169件のうち、約63.9%にあたる108件ではパスワードの使い回しが行われていたという。

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アカウント情報の悪用による不正アクセスの対象となったサービス(グラフ:警察庁)

(Security NEXT - 2019/03/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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