ウェブで「IPAフォントが見つからない」と偽警告 - マルウェア感染狙う手口
ウェブサイトの表示にあたり、フォントが不足しているなどとだまし、マルウェアを感染させるケースが確認されている。改ざんされた正規サイトで表示されるケースもあり注意が必要だ。
「不足しているフォント」などと偽の警告を発するよう正規サイトが改ざんされる手口を情報処理推進機構(IPA)が確認したもの。
問題の画面では、「IPAフォントが見つからない」とし、ウェブページを正しく表示するためにはインストールが必要などと説明。ダウンロードを促すボタンが表示されるが、リンク先よりダウンロードされるのはマルウェアで、誤って開くと、リモートアクセスツール(RAT)に感染するという。
無差別な攻撃か、特定の企業を狙った標的型攻撃であるかはわかっていないという。同機構は正規サイトであっても、不用意にファイルのダウンロードを行わないよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/02/15 )
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