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予告より1日前倒し、「Adobe Acrobat/Reader」アップデートが公開 - 脆弱性86件を修正

Adobe Systemsは、「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」において複数の深刻な脆弱性に対処したセキュリティアップデートをリリースした。悪用は確認されていない。

当初同社では、定例外となる10月2日にアップデートを公開すると予告していたが、さらに1日前倒しとなる同月1日にリリースした。前回9月19日の定例外アップデートよりわずか2週間でのリリースとなった。

今回のアップデートで修正された脆弱性は86件と多く、アドバイザリのIDからも、9月の第2火曜日いわゆる「パッチチューズデー」に公開予定だったアップデートのリリースが遅れたものと見られる。

対象となるプラットフォームは「Windows」「macOS」で、脆弱性が悪用された場合、コードを実行されるおそれがあるが、悪用は確認されていない。

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リリースされたアップデート。いずれも30日以内の更新が呼びかけられている(表:Adobe)

(Security NEXT - 2018/10/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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