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【訂正あり】「Oracle Database」にあらたな脆弱性、一部バージョンは7月のパッチで修正済み

Oracleは、「Oracle Database Server」に関するあらたな脆弱性「CVE-2018-3110」を公表した。パッチを用意する一方、一部は7月に公開済みのパッチで修正済みであり、未適用の場合は早急にアップデートを行うよう注意喚起を行っている。

サーバに不正侵入されるおそれがある脆弱性「CVE-2018-3110」を明らかにし、注意喚起を行ったもの。脆弱性の悪用の有無については言及していない。

同脆弱性は、悪用には認証が必要となるものの、共通脆弱性評価システム「CVSS v3」におけるスコアは「9.9」と高い値になっており、遅延なく対策を講じるよう強く求めている。

同社では、Windows上で動作する「同12.2.0.1」「同11.2.0.4」に対してパッチを用意。

一方、「Windows」環境の「同12.1.0.2」および「Linux」「Unix」環境については、7月の定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を公開した際、同脆弱性の影響を示していなかったものの、同パッチですでに修正済みであると説明。早急な適用を求めている。

お詫びと訂正:本記事初出時の記載で、パッチの提供状況に関する記載に誤りがあり、記事をアップデートしました。ご迷惑をおかけした読者、関係者のみなさまにお詫びし、訂正いたします。

 

(Security NEXT - 2018/08/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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