Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「おまえのパスワードはこれだ」と脅すメール - 仮想通貨を要求

JPCERTコーディネーションセンターと警視庁は、仮想通貨「Bitcoin」による支払いを要求する複数パターンの英文による脅迫メールが出回っているとして、注意喚起を行った。受信者が実際に使用するパスワードを記載することで不安を煽るという。

20180803_jc_001.jpg
脅迫メールの一部(画像:JPCERT/CC)

問題のメールは7月21日ごろから流通。メールの内容は、「アダルト動画を閲覧している姿をウェブカメラで撮影した」「拡散されたくなければ仮想通貨を支払え」などと脅迫する内容だった。

またメールの件名や本文に受信者が実際に使用するパスワードを記載。送信者は何らかの方法で受信者が使用するパスワードを入手していると見られる。

メールでは、端末へマルウェアをインストールしたなどと主張しているが、実際に情報が取得された詳しい原因はわかっていない。

(Security NEXT - 2018/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
Snatchランサムウェア、セーフモードでセキュリティ対策を回避
二重脅迫やめたランサムウェア「BianLian」 - 米豪が注意喚起
2021年のランサム被害報告は146件 - 目立つVPN経由の侵入
警察庁、2021年上半期に61件のランサム被害把握 - 目立つVPN経由の感染
米パイプライン事業者がランサム被害 - FBIが「Darkside」関与指摘
巧妙化するランサム攻撃、被害の多くが「VPN機器」脆弱性に起因
凶暴性増すランサムウェアの裏側 - 今すぐ確認したい「意外な設定」
「DDoS攻撃」の脅迫メール、国内組織にも - 新手法も活用
「Apple」「Amazon」装うフィッシング - アカウントロックで不安煽る手口