Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome 68」でセキュリティ上の問題42件を解決 - HTTP接続を明示

Chrome開発チームは、複数の脆弱性を修正した「Chrome 68.0.3440」を「Windows」や「Mac OS」「Linux」向けにリリースした。またSSL/TLS接続を用いないウェブサイトについて、「保護されていない通信」と明示するよう変更している。

今回のアップデートでは、「バッファオーバーフロー」や解放後のメモリへアクセスする「Use After Free」「型の取り違え」など、重要度「High」とする脆弱性を5件を修正。そのほか「Medium」とする脆弱性22件など含め、あわせてセキュリティに関する42件の問題へ対処した。

また同社では、サイトのSSL/TLS対応を推進するとし、2月に「HTTP」を利用するサイトへ接続した際の表記を変更する方針を示していたが、今回のバージョンよりSSL/TLSを用いないサイトについて、アドレスバーに「保護されていない通信」と明示するよう変更している。

(Security NEXT - 2018/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告