Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

患者の個人情報含むPCが所在不明 - 都立小児総合医療センター

東京都立小児総合医療センターにおいて、患者の個人情報が保存されたパソコンが所在不明になっていることがわかった。

20180531_me_001.jpg
東京都立小児総合医療センターのウェブサイト

都によれば、医師が使用していた業務用のパソコンについて所在がわからなくなったもの。

問題のパソコンには、患者57人のカタカナ表記氏名、ID、生年月日、性別のほか、疾患名の略称、疾患関連の遺伝子異常の有無、病理組織所見、血液検査所見などの情報が含まれる。パソコンとファイルには、パスワードが設定されているという。

同医師は、5月26日にパソコンを鞄に入れて病棟のスタッフステーションや医局に置いて業務を行っていたが、20時ごろ鞄のなかを確認したところ、パソコンがなくなっているのに気付いた。

複数の職員で探したが見つからず、警察へ届けた。また同センターでは対象となる患者と家族に対して事情を説明したうえで謝罪している。

(Security NEXT - 2018/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール本文に関係者アドレスを記載、削除し忘れ流出 - 神奈川県
地域電子商品券「はばタンPay+」サイトで不具合、個人情報流出 - 兵庫県
ベンダー設定ミスでFW機能不全、直後ランサム被害 - アクリーティブ
産後ケアの利用者名簿を委託業者にメールで誤送信 - 館林市
患者リストを患者宅に置き忘れ、返却で判明 - 大阪精神医療センター
納付済通知書を紛失 - 廃棄書棚の搬出時に飛散か - 京丹後市
医師や患者の個人情報など含む書類を紛失 - 関東信越厚生局
職員が患者の検査画像をSNSに投稿 - 都内の循環器専門病院
川崎市、要配慮個人情報の事故報告で遅れ - 個情委が指導
誤送信で肝炎医療コーディネーターのメアドが流出 - 静岡県