検索上位の詐欺サイトに注意 - 正規サイト改ざんで誘導されるケースも200件以上
インターネットの検索サイトより金銭や個人情報をだまし取る詐欺サイトへ誘導されるケースがあるとして、日本サイバー犯罪対策センター(JC3)では注意を呼びかけた。
インターネットで商品の検索を行った際、検索結果の上位に悪質なサイトが表示され、誘導先の詐欺サイトで金銭や個人情報をだまし取られる被害が発生していることから注意喚起を行ったもの。
詐欺サイトへの誘導には、正規サイトが踏み台として悪用されるケースも発生。同センターでは、詐欺サイトへ転送されるよう改ざんされた272件の正規サイトを確認しており、警察を通じてサイトの管理者に対して復旧や再発防止を求めるなど、注意喚起を展開している。
さらに同センターでは、詐欺サイトに関する振込先の口座名義人の情報を警察へ提供。20都道府県警察が43人を検挙、78件を送検した。くわえて愛知県警察と共同で開発したツールで発見したフィッシングサイトに関する1万9834件のURLを「Anti-Phishing Working Group(APWG)」に提供している。
またあらたにセーファーインターネット協会との連携も開始。同協会があらたに設置した「悪質ECサイトホットライン」に寄せられた情報を活用するなど、詐欺サイト対策を強化している。
(Security NEXT - 2017/12/22 )
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