Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Intelのリモート管理機能に複数の脆弱性 - リモートからコード実行のおそれ

20171122_in_001.jpg
修正バージョン(表:Intel)

リモート管理のためにIntelのCPUに搭載されているプロセッサ「Intel Management Engine」などに複数の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。脆弱性が含まれるかチェックするためのツールが提供されている。

今回は、外部セキュリティ研究者が発見した脆弱性など、累積的な脆弱性を解消するため、ファームウェアのアップデートを実施したもの。

同社では、5月に「アクティブ・マネジメント・テクノロジー(AMT)」「標準管理機能(ISM)」および「スモール・ビジネス・テクノロジー(SBT)」に、権限昇格の脆弱性が含まれていることが判明。脆弱性に対処したファームウェアを公開したが、それら脆弱性とは異なる。

「Intel Management Engine (ME)」「Intel Trusted Execution Engine(TXE)」「Intel Server Platform Services(SPS)」の3製品にあわせて8件の脆弱性が含まれる。

脆弱性が悪用されるとリモートより認証なくアクセスされ、システムをクラッシュさせられたり、ユーザーやOSが把握できない状態でコードを実行されるおそれがあるという。

具体的に見ると、「Intel ME」に関しては、「CVE-2017-5705」をはじめ、コード実行が可能となる3件のバッファオーバーフローの脆弱性が判明したほか、権限昇格の脆弱性「CVE-2017-5708」が存在。

また「Intel Trusted Execution Engine(TXE)」や「Intel Server Platform Services(SPS)」についても、それぞれバッファオーバーフローや権限昇格の脆弱性が含まれる。

同社では、今回のアップデートについて重要度を4段階中2番目にあたる「重要(Important)」とレーティング。脆弱性の有無を特定する「Detection Tool」を提供しているほか、OEMにファームウェアのアップデートを確認するよう強く求めている。

脆弱性の影響を受ける製品および今回明らかとなった脆弱性は以下のとおり。

影響を受ける製品

第6、7、8世代Intel Core Processor Family
Intel Xeon Processor E3-1200 v5 & v6 Product Family
Intel Xeon Processor Scalable Family
Intel Xeon Processor W Family
Intel Atom C3000 Processor Family
Apollo Lake Intel Atom Processor E3900 series
Apollo Lake Intel Pentium™
Celeron N and J series Processors

明らかとなった脆弱性

CVE-2017-5705
CVE-2017-5706
CVE-2017-5707
CVE-2017-5708
CVE-2017-5709
CVE-2017-5710
CVE-2017-5711
CVE-2017-5712

(Security NEXT - 2017/11/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Fluentd」向けプラグイン「parse Filter Plugin」に脆弱性
MSのマルウェアスキャンエンジンに深刻な脆弱性 - 定例外アップデートを実施
脆弱性2件を修正した「OpenSSL 1.0.2n」がリリース
多数メールクライアントに送信者偽装できる「Mailsploit」が判明 - 送信ドメイン認証では防げず
「iOS 11.2」では脆弱性14件を解消 - 「KRACK」の修正対象を拡大
「公的個人認証サービス」のインストーラに再び脆弱性
PwCサイバーサービス、IoT機器の脆弱性検査に特化したラボを開設
Mozilla、「Firefox 57.0.1」で脆弱性2件を解消
複数のバッファロー製ルータに脆弱性 - アップデートが公開
「Apache Struts 2」の「RESTプラグイン」に脆弱性 - DoS攻撃受けるおそれ