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「Adobe Acrobat/Reader」の脆弱性62件を解消 - 10月にEOL迎えた「同XI」にも最終更新

重要度を見ると、これら脆弱性のうち58件を3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」にレーティングしている。重要度が1段階低い「重要(Important)」の脆弱性は4件だった。いずれも悪用は確認されていない。

同社では、「同DC」の「Continuous(連続トラック)」向けに「同2018.009.20044」、「Classic(クラシックトラック)」向けに「同2015.006.30392」を提供。「同2017」に対して「同2017.011.30068」をリリースした。

また10月15日にサポートを終了した「同XI」に対しても、今回を最終リリースとして「11.0.23」を用意しているが、今後は脆弱性の修正を実施しないとして、サポート中のバージョンへアップグレードするよう呼びかけている。

適用優先度については、いずれも3段階中2番目にあたる「2」。30日以内のアップデートを目安に対処するよう求めている。

(Security NEXT - 2017/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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