Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例セキュリティ更新で「緊急」25件含む脆弱性48件を解消

マイクロソフトは、8月の月例セキュリティ更新を公開した。「Adobe Flash Player」の脆弱性を除き、CVEベースで48件の脆弱性に対応している。

今回のアップデートは、「Windows」や「Internet Explorer」「Microsoft Edge」といった同社ブラウザをはじめ、「SharePoint」「SQL Server」の脆弱性を修正するアップデート。

脆弱性によって影響は異なるが、悪用されると、リモートよりコードを実行される可能性があるほか、権限の昇格、サービス拒否、セキュリティ機能のバイパス、なりすまし、情報漏洩などが生じるおそれがある。

脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」が25件。次いで深刻とされる「重要」が21件で続く。さらに1段階低い「警告」は2件だった。

また今回のアップデートでは、ブラウザへ同梱した「Adobe Flash Player」の脆弱性についてもあわせて修正しており、同社では、早期にアップデートを適用するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/08/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ブラウザ「Chrome」に「クリティカル」の脆弱性 - 更新を
「SharePoint Server」の脆弱性悪用に要警戒 - 米当局が注意喚起
WPプラグイン「Network Summary」に深刻な脆弱性 - パッチ未提供
エレコム製無線LANルータ2機種に複数の脆弱性
エレコム製の複数無線LANルータに3件の脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 「同8.5」系は最後の更新
「macOS」にセキュリティアップデート - 脆弱性を修正
日立製ディスクアレイシステム「Hitachi VSP」に平文PWをログ保存する脆弱性
Apple、「iOS」「iPadOS」のアップデートで脆弱性1件を修正
「Firefox 124.0.1」が公開、深刻な脆弱性2件を解消