Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、定例外でセキュリティ修正パッチを公開 - 「Outlook」の脆弱性や不具合へ対処

マイクロソフトは、定例外でセキュリティ更新プログラムを急遽リリースし、「Office」における複数の脆弱性へ対応した。また従来判明していた一部不具合についても解消しているという。

20170728_ms_001.jpg
MSの「セキュリティTechCenter」

今回の更新は、7月の月例セキュリティ更新プログラムへ、定例外であらたな修正を追加したもの。

「Outlook」で細工されたメールを処理した際にコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2017-8663」へ対処した。

さらに「Outlook」において入力を適切に処理しないことに起因し、セキュリティ機能がバイパスされる「CVE-2017-8571」や、メモリの内容が漏洩するおそれがある脆弱性「CVE-2017-8572」を修正した。

同社は、これら脆弱性の深刻度について「重要」とレーティング。いずれも脆弱性の悪用は確認されていないという。

また今回のアップデートでは、6月の月例セキュリティ更新に判明した既知の問題4件についても対応した。リッチテキスト形式の添付ファイルや連絡先などを開く際にエラーが表示される問題などを解消している。

(Security NEXT - 2017/07/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能