偽Appleによるフィッシング攻撃が大量発生 - 半数以上でHTTPS接続
Appleは、6月5日から9日まで米国で開発者イベント「WWDC」を展開しているが、くしくも同時期に同社を装い、アカウント情報を詐取するフィッシング攻撃が大量に確認されている。
誘導先のフィッシングメールの1例(画像:フィ対協)フィッシング対策協議会によれば、アカウントロックの警告や請求書などに見せかけたメールを用い、偽サイトへ誘導するフィッシング攻撃が複数確認されたもの。誘導先のフィッシングサイトでは、メールアドレスやパスワード、個人情報、クレジットカード情報などをだまし取ろうとしていた。
フィッシングメールの件名は、すでに8種類のバリエーションが確認されており、誘導先のフィッシングサイトも、同協議会が把握しているだけで17件に及ぶ。またこのうち10件では、HTTPS接続が利用されていた。
同協議会では、6月7日の時点で複数のフィッシングサイトが稼働していることを確認しており、閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。フィッシング攻撃へ注意するよう呼びかけるとともに、類似したフィッシングサイトやメールなどを見かけた場合は、同協議会へ情報を提供してほしいと呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/06/07 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「再配達にはサービス料」、クレカ情報など狙う偽日本郵便に注意
Amazon関連ドメイン取得、3週間で700件以上 - プライム感謝祭を標的か
偽「国勢調査」に注意 - 罰則で不安煽り、記念品で関心引く
PyPI上に不正コード含む「num2words」 - 開発者がフィッシング被害
偽基地局から送信されたフィッシングSMSに注意 - 総務省が注意喚起
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生
Appleをかたるフィッシング攻撃が増加中 - 「支払情報更新」など偽装
教職員に多数の標的型攻撃メール、アカウント詐取被害 - 大体大
