Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「sudo」に深刻な脆弱性 - ルート権限を取得されるおそれ

Linuxにおいて、指定したユーザー権限でコマンドを実行する際に利用する「sudo」コマンドに深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。

「sudo」コマンドの利用権限を持つユーザによって、任意のファイルを上書できる脆弱性「CVE-2017-1000367」が判明したもの。同脆弱性を悪用することにより、システムのルート権限を取得されるおそれがある。

脆弱性は、「同1.8.20」から「同1.8.6p7」までに存在し、開発チームでは脆弱性を解消した「1.8.20p1」をリリースした。一部ディストリビューションにおいても、アップデートの提供が開始されている。

(Security NEXT - 2017/06/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性