公的個人認証サービスのクライアントソフトインストーラに再び脆弱性見つかる
地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が、Windows向けに提供する「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」のインストーラに脆弱性が含まれていることがわかった。2016年11月に同様の脆弱性が見つかっているが、異なる脆弱性だという。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同製品のインストーラにおいて検索パスの設定に脆弱性「CVE-2017-2157」が判明したという。意図しないライブラリファイルを読み込み、コードを実行されるおそれがある。
2016年11月にも同製品において、類似した脆弱性「CVE-2016-4902」が修正されたが、あらたに別の脆弱性が明らかになったという。
同機構では、最新版となる「同3.1」を用意した。すでにインストール済みの環境に関しては影響を受けないとしている。
同脆弱性は、セキュリティ・プロフェッショナルズ・ネットワークの吉田英二氏や三井物産セキュアディレクションの吉川孝志氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
(Security NEXT - 2017/05/10 )
ツイート
PR
関連記事
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性
