2014年2Qの「ランサムウェア」相談件数、依然高水準
2016年第2四半期に寄せられた「ランサムウェア」関連の相談件数は、前期から減少したものの、前四半期に引き続き100件を超える状況が続いている。
情報処理推進機構(IPA)が、2016年第2四半期の不正アクセス届出状況や相談状況をまとめたもの。同四半期に同機構へ届出があった不正アクセスは22件。前期の23件からほぼ横ばいで、実際に14件で被害が発生したという。
不正アクセスの届け出推移(グラフ:IPA)
不正アクセスによる被害の内訳を見ると、「なりすまし」が10件で最多。「アクセス形跡(未遂)」が8件、「不正プログラムの埋込」と「その他」が各2件と続く。「DoS」に関する届け出はなかった。
原因は「ID、パスワード管理不備」が9件、「設定不備」が2件、「古いバージョン使用、パッチ未導入」が1件。また2件については、原因がわかっていない。
(Security NEXT - 2016/07/26 )
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