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不正送金マルウェア「URLZone」が日本に本格上陸か

これまで国内では目立った動きが確認されていなかったマルウェア「URLZone」だが、国内を対象とした感染活動が確認された。感染するとオンラインバンキングの情報や、ウェブやメールなどの認証情報を奪われるおそれがある。

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「URLZone」を添付したメールの発信動向

米FireEyeが、感染動向を確認、報告したたもの。同マルウェアは、「Shiotob」「Bebloh」としても知られ、オンラインバンキングの認証情報を窃取する。

同社によれば、同マルウェアは2009年よりスペインやドイツなど欧州を中心に感染が見られたが、ここに来て日本国内に対する感染活動が展開されているという。

感染活動にはスパムを用いており、国内の無料ウェブメールサービスを送信元とするマルウェアを添付した大量のメールが、2015年12月に2度にわたり送信されたことを確認。メールのタイトルは英語と日本語を用いており、本文は「返事、待ってます」「お世話になります」など、日本語で記載されていた。

添付ファイルは、zipファイルだが、内部には二重の拡張子で画像ファイルなどに偽装した実行ファイルが含まれる。誤って開いて感染すると、オンラインバンキングの認証情報を窃取される。

さらに感染端末のOSやIPアドレスといったシステム情報や、アドレスブックに含まれるメールアドレスを取得。ネットワーク接続用プログラムに悪意あるコードを挿入し、ウェブやFTP、メールの認証情報を窃取する機能を備えていた。

(Security NEXT - 2016/02/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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