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職員による不正持出、約220万件の行政ファイル - 三浦市

神奈川県三浦市は、職員による不正な業務情報の持ち出しに関する調査結果を明らかにした。行政情報を含むファイル約220万件が持ち出されていたという。

問題となる不正持ち出しは、同市が業務用として貸与したUSBメモリを職員が私的に使用し、庁舎のパソコンから自宅へ持ち帰っていたもの。紙文書についても自宅に持ち帰っていた。

9月18日に発覚し、同市では事態を公表するとともに関連する職員への聴き取り調査を実施。持ち出された行政情報は約220万件で、現在も確認作業を進めているが、約14万2000件のファイルで個人情報を確認したという。現時点で、持ち出されたファイルの悪用は確認されていない。

同市では同職員に対し、11月27日付けで停職6カ月の懲戒処分を実施。同日付けで刑事告発を行った。同職員は同月30日付けで依願退職したという。

(Security NEXT - 2015/12/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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