Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランティスのサイトに不正パワポファイル - 脆弱性攻撃の踏み台に

アニメやゲーム関連の音楽制作会社であるランティスのウェブサイトが改ざんされ、脆弱性を攻撃する不正ファイルがサイト上にアップロードされていたことがわかった。

同社によれば、10月29日0時前から11月2日15時過ぎにかけて、同社サイト上にマルウェアに感染したパワーポイントファイル「1028.ppsx」が、ルートディレクトリ直下にアップロードされていたもの。

同社のウェブサイトから同ファイルへリンクはされていなかったが、海外のSNSや掲示板などに同ファイルに対するリンクが投稿されていた。ファイルへのアクセスは443件にのぼるという。

問題のファイルは、Windows OLEの脆弱性「CVE-2014-4114」を悪用するよう細工されたファイルで、アクセスするとマルウェアに感染するおそれがある。

同社では、すでにファイルを削除しているが、心当たりのある利用者に、マルウェアへ感染していないかチェックするよう注意を呼びかけている。

また通信販売を行っているサイトに関しては、別のサーバで別会社が管理しているとして、今回の不正ファイルの影響や顧客情報漏洩は否定した。

(Security NEXT - 2014/11/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ビジネスフォン通販サイト、個人情報流出の可能性
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
オーガニック食品の通販サイトで個人情報流出の可能性
作業服通販サイトに不正アクセス - 2024年に判明、新サイトへ移行
F5にサイバー攻撃 - 未公開の脆弱性含む機器関連情報が流出
健康靴の通販サイト、個人情報流出の可能性
闇サイトでの個人情報流通を契機に不正アクセス判明 - 不動産管理会社
Red HatのGitLab環境が侵害 - サプライチェーンへの影響なし
子会社サイトが改ざん被害、外部サイトに誘導 - 福岡ひびき信金