Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

クレカ情報騙し取るマルウェアに注意 - 国内20の主要カードがターゲットに

2013年よりオンラインバンキングのアカウント情報を盗み出すマルウェアによる被害が急拡大しているが、クレジットカード情報を盗み出す機能が強化されたとしてセキュリティベンダーが注意を呼びかけている。

問題とされるのは、「VAWTRAK」や「Papras」といった名称でも知られているマルウェア。金融機関の正規サイトを訪問したユーザーに対してマンインザブラウザ(MITB)攻撃をしかけ、ブラウザ上の偽画面を表示、情報を窃取する。

これまでも、クレジットカード会社のサイトへアクセスしたユーザーから、カード番号を盗み出す攻撃が確認されていたが、セキュアブレインによると設定情報が更新され、国内20のクレジットカード会社を攻撃対象とするよう機能が拡張されたという。

20140716_sb_001.jpg
マルウェアが表示する偽画面(画像:セキュアブレイン)

マルウェアに感染すると、ブラウザ上で改ざんが行われ外部サイトよりJavaScriptを読み込まれる。ログインフォームから入力されたIDとパスワードを窃取するほか、偽画面を表示し、クレジットカード番号や有効期限、セキュリティコードなどを入力させる。

セキュアブレインでは、銀行だけでなくクレジットカード会社が攻撃対象になっていることを認識する必要があると指摘。使用しているカード会社の正しい画面を把握して異変に気が付くようにするなど、注意を呼びかけている。

問題のマルウェアが攻撃対象としているカード会社は以下のとおり。

イオンカード
出光カード
NTTグループカード
エポスカード
OMCカード
オリコカード
JCBカード
JP BANKカード
セゾンカード
TS CUBICカード
DCMX
日産カード
ポケットカード
Honda Cカード
三井住友VISAカード
三菱UFJニコス
UCSカード
ライフカード
楽天カード
りそなカード

(Security NEXT - 2014/07/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2017年の悪意あるファイル、1日あたり36万件 - 前年比11.5%増
10月以降、「DreamBot」の感染被害が拡大 - リンク付きメールに注意
2017年3Qのネットバンク不正送金、法人で被害額が増加
金融機関や物流事業者名乗るマルウェアメールに注意を
「Ursnif」の感染活動で複数のサンドボックス回避技術を利用
公開鍵証明書不要の「AISTパスワード認証方式」などが国際標準化
ESET、次期版に「ふるまい監視機能」や「ホームネットワーク保護」
不正送金マルウェア「Ursnif」、日本を集中攻撃 - 金融機関以外も標的に
目立つ「HeartBleed」関連インシデント - ラック報告
2017年2Qのネット銀不正送金、被害額ベースで法人個人ともに増加